アンヘル速報

(略)

北朝鮮への制裁 これまでは 今後は
平成１８年７月、北朝鮮が弾道ミサイルを相次いで発射したことを受けて、
政府は、北朝鮮の貨客船マンギョンボン号の入港を禁止するなど、日本独自の制裁を初めて発動しました。

その後、政府は北朝鮮が弾道ミサイルの発射や核実験を行うたびに、
国連安全保障理事会の決議に基づく制裁措置に加え、北朝鮮に対する輸出入の全面禁止など
独自の制裁措置を段階的に強めてきました。
こうしたなか、おととし７月に北朝鮮が拉致被害者らの全面的な調査を開始したことを受けて、
政府は独自の制裁措置の一部を解除しました。具体的には、人の往来では、北朝鮮国籍を持つ人の
日本への入国を認めるなど、基本的に自由に出入国ができるようにしたほか、
北朝鮮籍の船舶の入港を人道目的に限って認めることにしました。
また、北朝鮮に送金する際などに報告を義務づけている金額を他国と同様の額に戻しました。

このため、政府が現在北朝鮮に対して行っている独自の制裁措置は、北朝鮮への輸出入の全面禁止や、
北朝鮮との間の航空チャーター便の乗り入れ禁止、それに人道目的ではないマンギョンボン号を含む
北朝鮮籍の船舶の入港禁止などです。

今回、北朝鮮が４回目の核実験を行ったと発表したことを受けて、今後、国連の安全保障理事会で
北朝鮮に対する制裁措置の強化についての検討が始まれば、日本は非常任理事国として直接議論に
加わることになります。

また、日本独自の制裁については、一部解除していた措置を再び強化するかどうか、
拉致問題に関する北朝鮮との協議への影響も考慮しながら政府内で検討が進められるものと見られます。

全文　NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160106/k10010362521000.html

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