アンヘル速報

今回貼ってくのは、66番札所から88番札所まで

香川県の霊場を+αを紹介する予定。

それ以前は、どこかでまとめられているから探してみてｗ

66番札所「雲辺寺（うんぺんじ）」

標高911mと四国八十八ヶ所の札所の中で最も標高が高い寺院

讃岐国（香川県）の霊場でありながら、県境にあるため寺の住所が徳島県となってる。草不可避。

境内はアホみたいに広いので、全てを見て回りたいなら時間に余裕を持たせたほうが吉。




個人的に雲辺寺の見どころとしてぜひオススメしたいのは、参道沿いに無数に並ぶ「五百羅漢」。

それぞれの像の表情や仕草があまりにもユーモラスで、あとで見直したらここだけで50枚以上も写真を撮ってた

67番札所「大興寺（だいこうじ）」




ライバル同士だった空海の真言宗と最澄の天台宗が同居していた過去を持つ珍しい霊場。

大興寺の石段の右手には、空海が植えたと伝えられる樹齢1200年のカヤの大樹も。

68番札所神恵院（じんねいん）

69番札所観音寺（かんのんじ）

同じ境内に二つの札所がある四国八十八ヶ所唯一の場所




68番神恵院の本堂がまさかのコンクリート打ちっぱなし！？

ヒュ～COOL




逆に69番観音寺の本堂は、室町時代に建てられた歴史あるもの。

同じ境内にあるのに凄いギャップを感じる・・・

食ったうどんも貼ってほしい

少し寄り道して「琴弾公園」へ

上の68番＆69番札所へ参拝する前に一晩野宿した場所。

山を登ると名物「銭形砂絵」を眺めることも出来る。

↓昼




↓夜（ライトアップ）




なお、野宿先には野犬の群れがうろついていて、中々怖い・・・

70番札所本山寺（もとやまじ）




ここの本堂は、空海が一晩で作り上げた伝説が残っている。

なお、現代技術を駆使しても一晩は無理な模様。




観光の目玉は、四国八十八ヶ所でも4つしか無いとされる五重塔。

結構遠くからでも、「あっ、あそこが本山寺か」ってわかるくらい目立つ。

71番札所「弥谷寺（いやだにじ）」




山門から本堂までの石段の数が「540段」もある。

足腰の弱いやつは行ったら最期、生きて帰れないだろう・・・

仁王門から540段の石段を登った先に弥谷寺本堂が待っていた！

ここから眺める三豊平野の景色は絶景！！




大師堂の建物内には、９～１２歳の空海が、岩屋の窓から明かりを取り込み、写経や学問に昼夜問わず励んだ場所「獅子之岩屋」がある。

ここでの勉学が生きた空海はとてつもない聖人となったが、俺が同じことやってらニート廃人になりそうだわ。

72番札所「曼荼羅寺（まんだらじ）」

社伝によると、創建は四国霊場で最も古い推古天皇4年（５９６年）。

これは日本最古のお寺として名高い飛鳥寺が創建された年と同じ。やばし！




元々、ここには樹齢1200年を超す弘法大師お手植えの「不老松」が生えていたのだが、2002年に枯れてしまった。

その翌年、不老松幹に弘法大師像を刻み安置、以後「笠松大師」として新たな余生を送ることとなった。

73番札所「出釈迦寺（しゅっしゃかじ）」

参拝するなら奥の院「捨身ヶ嶽禅定」に行け！話はそれからだ！




空海７歳の時、現在の出釈迦寺本堂の裏手にそびえる我拝師山に登り

「将来仏門に入って、人々を迷いから救いたい。もしもそれが叶わないなら、死んだるわ！」

と、とても7歳児のものとは思えないぶっ飛んだ思想を胸に断崖絶壁から飛び降りた。

すると羽衣をまとった天女が舞い降り、雲の中で弘法大師を抱きとめ、

「お前ならやれるわ」

と、幼き空海に告げましたとさ。

めでたしめでたし

上記の伝説の舞台が、本堂からアホみたいに傾斜のある急坂を上った先にある73番奥の院「捨身ヶ嶽」




空海が実際に飛び降りたとされる場所に行くにはチェーンを頼りに岩場を登らなければならない。




大変ではあるものの、お遍路の聖地にたどり着いたという達成感ときれいな景観が待っている。







個人的にはお遍路やるならぜひ行って欲しい！

74番札所「甲山寺（こうやまじ）」

弘法大師が日本最大の溜池「満濃池（まんのういけ）」の工事を完遂させた伝説が残る霊場。




トンネルとお堂が合体したようなこの岩窟には、大師が彫ったといわれる毘沙門天像が祀られている。

75番札所「善通寺（ぜんつうじ）」




空海が生まれた場所。

それだけあって、境内がめちゃくちゃ豪華。ヤバい。

ここ、善通寺の前にあるうどん屋がなかなか美味かった。

その名も「大師うどん　きむら」。




お遍路さんの休憩場としても人気だったのだが、現在では閉店とのこと。

↓お店の外装




↓店内

うどん画像貼ったら、腹減ってきたｗ

一旦、夜食食べます！

結局くうんかい
いっといでー

おまたせ～

復帰しますわ！

お遍路から道が逸れるが「こんぴらさん」参りも行ってきたので、一緒に紹介。

正式名を金刀比羅宮（ことひらぐう）と言い、参道の石段は本宮までは785段、奥社まで登ると1368段にもなる。




年間400万人が参拝すると言われており、周辺施設も面白いものだらけ↓

泣いた青鬼像

こんぴらグルメと言えば、やはり「こんぴらうどん」が挙がるだろう。

純手打ちうどんですべて店内で手造りされており、コシが強い食感だったのが印象的。




俺が食べたお店は、「こんぴらうどん算額茶屋」

アッツアツの天ぷらもうまし！

76番札所「金倉寺（こんぞうじ）」

天台寺門宗の開祖「智証大師円珍」生誕の地。

明治期には、「乃木坂」の語源ともなった日露戦争の英雄「乃木将軍」が、宿舎としても使われていたお寺としても知られている。

本堂正面に吊り下げられた願い事が叶える願供養念珠。

この大きな数珠をゆっくりと引くと珠が上から落ちてカチカチと音がして、まるで幼児のおもちゃで遊んでいるような気分に浸れてなかなか面白い。




↓黄金騎士と化した大黒様。「金」倉寺だけにｗ

77番札所「道隆寺（どうりゅうじ）」




道隆寺は観音霊場としての信仰も篤く、境内には255体の観音像が安置されている。

境内の外で販売していた激安露店。

たこ焼き1個30円！

単純計算で銀だこの半額以下！安スギィ

ちょっと！
本当のうどん県は福岡だから！

四国では遍路のために格安で寝泊まりさせてくれる善根宿なるものが存在する。

78番札所がある宇多津町には、お遍路さんの間でも有名な善根宿「うたんぐら」がある。

宿泊費1000円という驚安の値段で

俺みたいな野宿遍路にはありがたい「お布団」




美味しい「朝食」や汗を流す「シャワー」などのお接待をして頂ける。

また、うたんぐらを運営しているご夫婦がとてもとても良い方たちだった。

テーブルを囲んで色々な話をしたのは良い思い出・・・

あと、宿においてあるノートのクオリティが色々とヤバい。

78番札所「郷照寺（ごうしょうじ）」

四国札所唯一、空海の真言宗と踊り念仏で有名な時宗の両宗が共存する霊場。




この時宗であるが、阿弥陀仏の本願力は絶対であるがゆえに、なんと仏を信じない者でさえ念仏さえ唱えれば往生できるとされている。

おい、信心深さの欠片もお前らにもチャンス到来や！

大師堂左手の地下回廊「万体観音堂」では、全国の信者が奉納した30,000の観音小像がぴっちりと祀られている。




30000体の観音像で埋め尽くされた地下内部の景観は圧巻の一言。

・・・が、よくよく見ると仏像へのお供え物がちょっと奇妙なのだ。

・・・そう、子どもが遊ぶようなオモチャのお供え物が目立ったのだ。

奇妙に思った私は、郷照寺のHPで万体観音について調べてみた。

するとここでは「水子供養」も行っていることがわかった。

そう、これは願いなのだ。世界に生まれ出なかった子ども達がせめて浄土では遊べるようにとの・・・

79番札所「天皇寺（てんのうじ）」

日本三大怨霊の一人「崇徳天皇」の怨霊に汚染された四国トップクラスの心霊スポット・・・




大泉洋の「水曜どうでしょう」のロケでカメラを寺に向けた途端、激しく映像が乱れ、音声もほとんど記録されていなかったトラブルはネット上では伝説となっている。

・・・が、実際に参拝してみると心霊現象の「し」の字も無い至って普通の平和なお寺だった。







気になって納経所の人に話を聞いてみると

「崇徳天皇は怨霊とちゃいますよ。私らは四国全体の守り神やと思っとる」

との回答が帰ってきた。

実際史実にもかつて大名が信仰していたとの話もあるので、案外怨霊話は大げさなのかもしれない

崇徳帝は気の毒な御方よ

80番札所「國分寺（讃岐国分寺）」




四国最古の梵鐘で有名。

参拝者も撞くことが出来るので参拝の際は歴史を感じつつやってみよう！

バイク移動なのかな

81番札所「白峯寺（しろみねじ）」




79番札所 天皇寺で紹介した崇徳天皇の陵墓が造られた場所。

ここで崇徳天皇と親しかった西行法師が鎮魂のために詠んだ句

よしや君　昔の玉の　
床とても　かゝらん後は　何にかはせん

は、現代でも広く知られる名作・・・らしい。

スマンが俺は知らんかった。

あと３県もバイクで回るのかな

根香寺の駐車場に佇むのが根来寺のマスコットで食べる恐ろしい魔獣「牛鬼」くん！




えっ？あまり怖くなさそう？私もそう思います(同意)

ちなみにイラスト化するとこうなる↓




どこかで見たような・・・あっ(閃光)




やきうのおにいちゃんに似てる(名推理)

次回はお遍路を逆回りしてみようぜ

逆打ちは幸運が倍になるとも言われてるね
あと、病気が治るとか
悪いことをした人が逆打ちすると、罪が償われるとか

逆打ちはうるう年にやるのが多いよ

うどんの写真少ない？

衛門三郎だね
逆打ちした方がはやく空海に会えると思ったっていうのもあるね

ここで高松市入り。

お遍路から離れ、アート島巡りするためにこの街には１週間ぐらい滞在していた。

というわけで、この間食べたうどん屋を幾つか紹介。




まずは「鶴丸」

カレーうどんが絶品！マジでまた行きたい！

「あかね製麺」




セルフタイプのうどん屋。

味は普通だったけど、なによりゲソがデカいｗ



「釜揚げうどん　おかじま」




こちらもセルフタイプ。

新装開店したばかりなのか店内が綺麗だった。

味はあっさり風

高松港と小豆島を結ぶ「第一しょうどしま丸」船内のうどん




フェリーのものにしては、クオリティが高くて驚いた。

流石、うどん王国。



あと、うどんじゃないけど豊島のそうめん




めんつゆがサイクリングで疲れた身体に染み渡るゥ～

続いて、瀬戸内海のアート島を軽く紹介

・直島

瀬戸内海のアート島で1番賑やかな場所

「地中博物館」は人生で1回は行くべき。

人生観が変わるから！マジで！

・豊島

「豊島美術館」は死ぬまでに行くべき！

あまりにも凄すぎて、あそこで暮らしたいとさえ思える・・・

写真撮影禁止だから、見たい人はググってみて！

・男木島

どちらかと言えば、猫島で有名な場所










この他にも女木島と小豆島に行ったけど、今回は割愛するわ。

83番札所「一宮寺（いちのみやじ）」




元々は讃岐一宮・田村神社の別当寺として整備された霊場

境内には、悪い人が頭を入れると抜けなくなる「地獄の釜」が存在する。

ヒ○ルさんとラ○ァエルさんは頭突っ込んでみたらどうっすか？

84番札所「屋島寺（やしまじ）」




那須与一の扇の的で有名な源平合戦の古戦場「屋島」の南嶺に建つお寺。

ドリフターズの与一は可愛い(真相真理)

境内には、四国の狸の総大将「太三郎狸」が祀られている。

キ○タマでけぇな、おい




映画「平成狸合戦ぽんぽこ」のキャラクターである「太三朗禿狸」のモデルが「太三郎狸」だったりする。




・・・こっちは可愛くない。

85番札所「八栗寺（やくりじ）」

とても個性的かつカッコいい五剣山の麓に建つお寺で地元の人からは「八栗の聖天さん」として愛されいる。

境内は広く見どころは多いが、特にオススメなのは「お迎え大師」からの景色




歩き遍路だと、達成感と共に美しい風景に心癒されるに違いない

85番八栗寺から86番志度寺への移動中に食べたうどん屋「つづみ屋」




特徴的なのは、自分でゴマを擦っていれること

これにより、味はまろやかになって美味しく頂けた

実はカレーうどん大好きさん？

美味しいよね
近くにカレーうどん屋があってときどき行くよ

86番札所「志度寺（しどじ/しどうじ）」

高さ33ｍの五重塔が目を引く札所。




山門近くには江戸時代に活躍した発明家「平賀源内」の墓所がある。

余談だが、ヒット曲「千の風になって」の

「私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません」

の部分よろしく、ここには源内の遺骨は無い（諸説あり）

志度寺へ行く際は、一緒に境内の庭園を覗いてみよう！

曲水式庭園と無染庭の二つがあり、特に無染庭は京都の龍安寺を思わせる枯山水で、あちらと違い観光客も少ないので、ゆっくりと鑑賞出来るのはグッド！

87番札所「長尾寺（ながおじ）」




源義経の側室だった「静御前」が出家し、その後若くして死んでしまったと伝えられる場所。

88番札所「大窪寺（おおくぼじ）」

多くのお遍路にとって、旅の終着点である結願（けちがん）の霊場。




まず、目を引くのが山門だらけの四国八十八ヶ所の中でもかなり巨大な仁王門。

RPGゲームのクリア寸前にあるラストダンジョンのような荘厳な雰囲気がたっぷり醸し出されている。

大師堂の横には、役割を終えた金剛杖がたくさん奉納されていた。




空海の化身としての役割を持ち、「同行二人」の象徴とも言える「金剛杖」。

弘法大師との別れにお遍路さんらは何を思うのだろうか・・・？

大窪寺では結願証なるものを発行してもらえる。

記念になるし、気分が落ち込んでいる時の励みにもなるので、ぜひ貰ってもらいたい。

結願後は、大窪寺前にある「八十八庵」でご褒美のうどんなんていかが？

ここでは、名物「打ち込みうどん」を振る舞っており、これがまたコシが強くてめちゃくちゃ美味い！







最後に美味い打ち込みうどんを食べて、俺は香川の地を後にした・・・

ハーイ

というわけで、俺の四国八十八ヶ所巡りはこれにて終了！

このスレをきっかけに四国遍路に興味を持ってくれる人が増えると嬉しいぜ。

今回このスレに貼った画像を持ってきた自分のサイトを紹介

↓元自衛官が贈る四国お遍路案内記「ぎゃーていぎゃーてい」
http://travel-rider.jp/ohenro-gyate/

このスレに書いたことはごく一部なので気になったら見てくれると嬉しいｗ

あと、雑記ブログや観光案内サイトもやってるんで、もしよければ一緒にどうぞ

↓ひだりゅー通信局
http://dakahi.com/blog/

↓トラベルライダー ～日本一周達成した元自衛官の全国観光案内サイト～
http://travel-rider.jp/

最後までお付き頂いてありがとうございました。

また会おう！

行軍の方が疲れるだろ？お遍路ってやっぱ出身経路で始まりと終わりが変わるよね

おつかれー
楽しく見させてもらったわ

うどんおいしそうやったで。
ワイもいきたいわー
おつかれ

ワイ観音寺の近くに住んどるわ
こんど来るときはテレパシーくれ
泊めるで
野犬は危ないしな