コンピューター

2015年10月12日

【人間vsCP】コンピューター将棋「目的達した」終了宣言へ


1: 6564億円◆o8vqQW81IE 2015/10/11(日)18:16:41 ID:???

10月10日 17時45分

コンピューター将棋「目的達した」終了宣言へ
将棋のトップ棋士に勝つことを目的に、コンピューター将棋の開発に取り組んできた学会のプロジェクトが
「目的を達した」として、終了宣言を出すことが分かりました。
羽生善治四冠などのタイトルホルダーとの公式の対戦は実現していませんが、
学会は、ここ数年のプロ棋士との対局データを元に分析した結果、
「トップ棋士に統計的に勝ち越す可能性が高い」としています。

コンピューターの技術者らで作る情報処理学会は平成22年、将棋のトップ棋士に勝つことを目的にプロジェクトを立ち上げ、
日本将棋連盟に「挑戦状」を突きつけました。

そして、その年の10月に行われた対局で、当時の清水市代女流王将を破ったほか、
その後、プロジェクトのメンバーらも参加して3年前から行われているプロ棋士とコンピューターソフトが対戦する「電王戦」でも、
これまでコンピューターが通算10勝5敗と互角以上の成績を残しています。
さらに学会では、ここ数年の対局データをもとに、独自に「レーティング」という実力の指標になる数値を算出したところ、
最強のコンピューターソフトの実力は、去年7月の段階で、プロのA級10人の平均を上回り、
推定の勝率が63%、ことしの2月にはプロの中で最もレーティングが高い羽生四冠と並んだということです。
このため学会は、目的を達成したとしてプロジェクトの終了を決め、11日付けで学会のホームページなどに宣言を出すことになりました。

プロジェクトの責任者の公立はこだて未来大学の松原仁教授は「羽生さんとの対局が実現していないのは残念だが、
数年後には人間が全く相手にならなくなるのは確実で、
人間との対決を掲げたコンピューター将棋開発の時代は終わったと考えている」と話しています。
日本将棋連盟 パートナーとしてよい関係性を
これについて、日本将棋連盟は「ここ10年ほどのコンピューターソフトの進化には目をみはるばかりで、
研究者や開発者の情熱と能力に敬意を表します。

◎全文は下記からどうぞ(・ω・)ノ
NHKニュースweb 10月10日付け
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151010/k10010265711000.html

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azsok at 21:00|PermalinkComments(0)

2015年08月26日

【IT】コンピュータに世界が征服される時――『人工知能 人類最悪にして最後の発明』


1: トラネコ◆EDwr815iMY 2015/08/21(金)20:04:47 ID:1eb
文藝春秋WEB
コンピュータに世界が征服される時―― 『人工知能 人類最悪にして最後の発明』 (ジェイムズ・バラット 著/水谷淳 訳)
山内 昌之,片山 杜秀,成毛 眞
ダイヤモンド社 2000円+税

成毛 本書は、人工知能が進化していく中で、これまで人類が支配していた科学技術が人工知能に奪い取られる時が訪れる可能性を指摘し、人類の滅亡まで考えるべきであると警鐘を鳴らしています。
現時点では一種の「予言の書」でしかありませんが、本書で指摘されている通り、電子マネー『PayPal』の創業者、イーロン・マスクら数多くの先端技術に精通した人物が人工知能を危険視し始めているのも事実です。
私も本書の指摘は大体当たるだろうと思っています。早く手を打たないと、自分が生きている間に人類が滅亡する確率はゼロではないという気がします。

山内 国際政治学や歴史学を研究する立場からみると、人工知能の最先端と安全保障の関係について議論されている点が興味深いですね。

 現在、中国の人民解放軍はアメリカや日本をハッキングで内偵しており、北朝鮮でもハッカーの英才教育が行われている。
米国防総省元副長官、ウィリアム・J・リン三世の「ビットとバイトはブレット(銃弾)とボム(爆弾)と同じくらい危険」という言葉が象徴しているように、もはや陸軍、海軍、空軍の次に「サイバー」が加わる時代なのです。

 本書では「密結合」という言葉で表現されていますが、お互いに直接的で深刻な影響を与えるシステムの代表として、送電網の例が挙げられています。
いま、先進国ではスマートグリッドと呼ばれ、送電網と家庭電力がインターネットで繋がれようとしている。本書にあるように、人工知能にそこをハッキングされたら、人類社会はイチコロでしょう。

成毛 本書を読んで思い出したのは、私が日本法人代表をしていたマイクロソフトのビル・ゲイツと立花隆さんが本誌(1997年2月号)で対談をしたときのことなんです。
同席した私としては、当時発売されたばかりのウインドウズ98の話をして欲しいのですが、立花さんの関心は「人工知能はつくれるか」という一点。その話を中心に対談が終わってしまい、ゲイツに怒られるかと思ったら、「確かに人工知能が発展したら何が起こるんだろう。
何も手を打っていないけど、とても気になる」と感心している。非専門家の感覚は正しいんだ、というようなことも付け加えていましたね。こういう専門的な課題は、外からの方がよく見えるときがあるのでしょう。

山内 多くの人工知能開発者たちが「善良な人間は善良な人工知能しか作らない」という性善説に基づいて行動しているという指摘も本書にありました。
ソフトウェアの世界でも、10個に1個は有害なソフトと言われているのに、自分たちが創り上げたものが悪い目的に転用されてしまう可能性を予期しないという。重要な問題提起ですね。

 さらに、文化への言及も刺激的ですね。チェスでも人間が人工知能に勝てなくなる話が出てきますが、そうなれば安全保障や身体的危害という点だけではなく、芸術分野からも人類社会が破滅していくことになりかねません。
(以下略)
詳細のソース
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/1376

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azsok at 19:00|PermalinkComments(0)